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~新潟市にあるグリーフケア(ご遺族のケア)と、闘病中のご家族を持つ方のサポートのためのオフィス~


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「どうしたら、この苦しみから解放されるのか」と問われたら

夜風が随分涼しくなったせいか、虫の音が賑やかです。

以前「気が向いたら、お手紙を書いてください」とお願いをした方から「グリーフワークを終了できたようです」と、お手紙を頂きました。

この方は、先おととしに奥様をなくされた方ですが、「私と同じ経験をしている人から、“どうしたら、この苦しみから解放されるのか”と問われたら、次のように答えると思います」ということを3点書いてきてくださいました。
「自分と同じような体験をしている人に役立てて頂けると嬉しいです」ということで、ブログでご紹介することを快諾頂きましたので、よろしければご覧になってみてください。
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・・・・・・

『人にアドバイスされて一番困ったのは「時が解決してくれる」というものでした。どのようにすれば、このすさまじい苦しみを乗り越えることができるのか回答が欲しかったのに「時が解決してくれる」というのでは、私自身何も実践しようがないからです。

ただ、いま振り返ってみますと、私と同じ経験をしている人から、「どうしたら、この苦しみから解放されるのか」などとと問われれば、私は次のように答えると思います。

・今あなたが体験している苦しみは、あなたと奥様との結婚生活が充実していたからこそ味わっている苦しみです。

・苦しみから解放される唯一の方法は、「何もしないということを積極的に行うこと。別の言い方をするならば、ひたすら悲しむこと」です。

・どのくらい悲しめばいいのかと問われれば、私自身の体験からすると、泣きぼくろができるほど悲しんだということです(後略)

・・・・・・

この方に初めてお目にかかったのは一昨年の男性サロンの席ですが、最初から最後までずっと泣かれていたことを覚えています。
その後もメールや電話や面談を何度か回数重ねましたが、やっぱりいつも泣かれていて、この方の涙が止まるときが来るのだろうか、と不安に思ったこともありました。

だけど、それはみな、この方に必要な大事な涙だったんですね。

こんなふうに、それぞれの方から、大切なことを教わり続けてきています。
ありがとうございます。

・・・・
付記:
この方が「自分のグリーフワークは終了できた」と思われたのは、ある日突然「退屈だ、暇だ」と心から思ったことと、食べなくてはいけないという義務感から食べていた食事を自ら「食べたい」と思ったことだそうです。

このような経過を指して「時が解決してくれる」というのかもしれませんが、それは後になってから言えることであり、「渦中にいる人には届かない言葉」だということが改めてよくわかるお話だったと思います。

Sさん、お手紙をいただき、ありがとうございました。
by griefcare | 2016-08-23 22:28 | ◆アドバイザー日記
サロン日程のご案内

◆31年「紫陽花季のわかちあいサロン」
日時:6月20日(木)10:30~12:00、13:30~15:00
会 場:寺尾中央公園サロン*公園から徒歩約6分
参加費:1,000円(茶菓と小さなお土産付き)
対 象:大切な方をなくされた方(性別不問・時期やお相手は問いません)
定 員:各席最大4名様まで
*ここでお聴きしたお話はここだけにするのが、全員の方のお約束になります。

◆第3回「こどもの悲嘆のケア基礎講座~身近な大人に知っておいて頂きたいこと~」終了しました
日 時:11月25日(日)13:30~15:30
会 場:クロスパル新潟308-309講座室
参加費:2,000円(資料代)
対象:家族を亡くした未成年の子どもの保護者、保育園や幼稚園、学校の先生など、子どもの支援に関わる大人 20名まで
*内容等の詳細はカテゴリ「講座」内でご案内いたします。